ウチのワンコはお留守番が苦手です。どうしたらいいでしょうか?

 

今回はお留守番が苦手なエルちゃんのお話です。エルちゃんは飼い主さんといつも一緒にいるのが大好き。短い時間でも飼い主さんの姿が見えないと大騒ぎです。例えば飼い主さんがゴミ出しに行く数分間でも吠えたり、ドアーをカリカリしたり。オシッコを漏らしてしまうこともあります。これは分離不安と言って、早い時期に母犬から離された犬に良く見られると言われています。1人でいるのが不安なのです。そんな事もあり現在では8週齢以下の子犬の販売は出来なくなりました(動物愛護法により)。では、そんなエルちゃんにどう対処したら良いでしょうか。解決策はエルちゃんに飼い主さんは必ず戻ってくると理解させることです。例えばほんの短い時間数秒だけ飼い主さんがエルちゃんの前から姿を消します。他の部屋へ行くのも良いでしょう。そしてすぐに戻り静かに褒めてご褒美を一粒あげます。トイレに行った時も同様に。次に外出するふりをして玄関から出たらまたすぐに戻ります。いい子ねと褒めて優しく撫でたり、微笑みかけてあげても良いでしょう。食べ物をあげることだけがご褒美ではありません。また外出の身支度をして出かけないということもやってみましょう。これは飼い主さんの行動を予測させないためです。ゴミ出しに行くときなどはコングにフードを詰めて与えておき、犬が騒ぎ出す前に戻るというのも有効です。その時に「行ってくるからね、待っててね」などと言わないで、何気なく犬から離れます。犬から離れることを特別なことにしないようにします。クレートに入れる子であればオヤツやコング、オモチャなどと一緒にクレートに入れて犬が騒ぎ出す前に戻る。サークルでも同じです。飼い主さんは戻った時も静かに犬に接しましょう。これもまた特別なことにしないためです。こうすることで静かにしていたら飼い主さんは必ず戻ってくると学習します。そして少しずつ時間を伸ばしていきます。また犬から離れるシチュエーションを色々つくってみましょう。大切なのは一気にハードルを上げないことです。1分待てたから次は10分などと急に時間を伸ばすと失敗してしまいます。少しずつ少しずつ進めることが成功のポイントです。そして上手くいったら必ず褒めてご褒美をあげましょう。お留守番が上手に出来たら飼い主さんは安心して外出できますね。(2022,4,4)

 

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大型犬なんですが、飛びついたり急に引っ張ったりします。どうしたら良いでしょうか?

 

今回は大型犬によくあるご質問です。体重が30s、40sあるいはそれ以上になる大きな犬は存在感があってゆったりとしていたら「いいなぁ」と感じますよね。でも、その大きな犬が飛びついたり突進したりするとちょっと大変です。小型犬ならどうということもないことでも大型犬では事故や怪我につながることも…。大型犬が嬉しくて大好きな飼い主さんに飛びついたその拍子に飼い主さんが転んでしまい怪我をしてしまった、なんてことも時々耳にします。屈強な男性ならいざ知らず、小柄な方や女性だと中々力では制御しきれませんね。では、そんな大きなワンちゃんには何をしてあげたら良いでしょうか。それはまず、早い段階でしっかりと制御する事を教えます。飛びつく場合はリードを短く持って下方向に向けて下げます。こうすると飛び上がりにくくなります。そして4本足全部が地面に着いている時にだけ褒めてご褒美をあげます。飛びつかないほうがオトクとワンちゃんに教えることです。それからもう一つ、人が正面に来たらオスワリをすると教えます。オスワリ出来たら褒めてご褒美です。飼い主さんが望まない行動の時は「ご褒美」となる事をしないことです。嬉しかったり興味のあるものの方へ突進してしまうとき、引っ張られてそのまま進んでしまうと、犬は引っ張れば行きたい方へ行けると学習してしまいます。そんな時はオスワリやフセをさせて「落ち着いたら進めるよ」と教えます。それにはアイコンタクトやオスワリ、フセなどのオビーディエンストレーニングをしっかりするといいですね。また、犬に負担の少ない引っ張り防止グッズもありますので、そう言う物を使うことをお勧めします。しっかり制御出来た大型犬とゆったり過ごせたらとても素敵ですね!(2022、3,3)

 

子供の希望で犬を飼ったので、お散歩も子供にさせて良いですか?

 

お子さんが犬を欲しがってワンちゃんを家庭に迎えるお宅は沢山あると思います。
今回は犬と子供について少しお話しましょう。愛犬とお子さんが仲良くしている姿を見るのは、親御さんだけでなく他人から見ても微笑ましいものです。犬も子供も嬉しそうな風景は本当に素敵な風景ですよね。犬はどうも子供に対して大人とは違う別物と認識しているようです。大人は人間として認識しますが、子供(小学生低学年以下くらい)は自分の仲間のような意識を抱くと言われています。そのためなのか、子供と犬が無条件に仲良くなってしまうことは良くあります。反面子供は予期しない動きをしたり、キャーと騒いだりするため、犬にとってはそれがスイッチになって子供を獲物として捉えることがあります。特に乳幼児は危険性が高くなりやすいので、小さなお子さんと犬を接触させる時は必ず大人の監視のもとで行う必要があります。SNSなどで小さなお子さんと大きな犬が同じ高さの目線で見つめあっているシーンなどを目にしますと、一見微笑ましく見えますが犬の習性を考えるととても怖いシーンに見えます。
さて、では犬の散歩を子供に任せても大丈夫なものか…。これは結論から申し上げますとNGです。お子さんの年齢にもよりますが、少なくとも小学生の内は止めておいた方が安全です。犬は何かの理由で突然走りだしたり、他の人や物や犬に吠え掛かったり、食べてはいけない物を拾い食いしたりと言う事が起こる可能性があります。そんなアクシデントに見舞われた時子供では対処できないし、責任も負えません。お子さん自身がお散歩に行きたいという場合は必ず大人と一緒に行きましょう。リードも子供用と大人用のダブルリードにして、短くコントロールし易い方を大人が持ち、長い方を子供に持たせます。散歩は一見「ただ犬と歩くだけ」に見えますが、色々な問題が起こる危険があります。周りの人や犬を飼ってない人にも迷惑にならないように、マナーを守って楽しくお散歩出来るといいですね!
                   (2022,2,3)

お友達と人気の花手水と一緒に写ってみました

 

お散歩で他の犬に出会と吠えてしまいます。どうしたら良いでしょうか?

 

今回は前回の続きで、他のワンちゃんが苦手な場合をお話しましょう。他のワンちゃんが苦手な理由は色々考えられます。社会化期に他のワンちゃんへの社会化が不十分だったとか、他のワンちゃんからいきなり吠えられて怖い体験をしてしまったとか。いずれにしろ、自分のワンちゃんが「嫌だ」と感じている時に我慢させて無理強いしたり、しかりつけたりしても結果は益々悪くなるだけです。他のワンちゃんが嫌なだけでなく、無理に近づけられたり飼い主さんからしかられたりと、嫌なことがふえてしまうからです。他のワンちゃんが苦手なら無理に挨拶して仲良くならなくても良いのです。だって自分のワンちゃんは他のワンちゃんが嫌なのですから。でも、だからと言ってワンワン吠えてしまうのは飼い主さんとしては困りますよね。そこで、もしお散歩や外出時に苦手と思われる他のワンちゃんに出会ってしまったら、自分のワンちゃんがどのくらいの距離で反応するか確かめてみましょう。10mなのか20mなのか、あるいは5mなのか。自分のワンちゃんがどこまで近づくと吠えてしまうのかが分かります。それが分かったら自分のワンちゃんが反応する所まで近づかないで、その手前で苦手なワンちゃんをしっかり見せて、そこで「大丈夫よー」と言いながらフードを一粒あげます。そして自分の方から遠ざかります。これを繰り返す内にワンちゃんは他のワンちゃんが来てもそんなに嫌ではないと言う気持ちに変わっていきます。そして少しずつ他のワンちゃんへの距離を縮めていきます。最終的には他のワンちゃんに反応する事なくすれ違えるようにします。但しそうなるためには急がないことです。本当に少しずつ進めていくのが成功のポイントです。また、努力も虚しくいきなり予期せぬ接近で自分のワンちゃんが吠えてしまったら、その時は飼い主さんは慌てずに自分の方から遠ざかりましょう。止まって相手のワンちゃんが通り過ぎるのを待っていると、ワンちゃんは嫌な相手を吠えて追っ払ったと考えます。吠えることで嫌なことがなくなったことになり、吠えることが成功体験となり、他のワンちゃんが来たらまた吠えてやろうとなります。ワンちゃんは直前の行動の後に嫌なことがなくなるとその行動は増えます。なので、自分の方から遠ざかる事が大切です。他のワンちゃんが苦手なワンちゃんも飼い主さんが上手く対応してあげられると落ち着いてお散歩できますね!                                                        〈2021,11,25〉

 

ウチのワンコ他の犬に出会うと嬉しくて興奮してしまいます。どうしたら良いでしょうか?

 

お散歩や外出時に他のワンちゃんに出会うとワンちゃんはどうしても気になりますよね。
他のワンちゃんが好きで仲良くしたい、挨拶したいと言う場合と逆に他のワンちゃんは苦手と言う場合があります。ご自分のワンちゃんがどちらなのか飼い主さんは良く分かっていると思います。今回は前者の「他のワンちゃんに挨拶したい、仲良くしたい!」と言う場合を考えてみましょう。ワンちゃんの欲求の中に「他の犬や他の人と関わりたい」ということがあります。出会ったワンちゃんに興味津々で突進!となると飼い主さんは大変ですよね。いきなりダッシュで来られたら相手の飼い主さんとワンちゃんも困ってしまいます。
そんな時は先ずご自分のワンちゃんのリードを短く持って落ち着かせます。ワンちゃんは可動域が小さいほうが早く落ち着きます。リードが長いままだと動き回ったり飛び跳ねたりと色々な動きをしてしまい落ち着くのに時間がかかってしまいます。静かに出来たら相手の飼い主さんに挨拶しても良いか確認して、相手の飼い主さんが了解してくれたらゆっくり近づきましょう。ワンちゃんの挨拶は初めにハナとハナを近づけてクンクンとして(中には頬の辺りをクンクンとすることもあります)それからお尻の臭いを嗅ぎます。いきなりお尻に突進するのは犬としては無礼な事となります。礼儀正しいワンちゃんは先ずハナとハナから。鼻はいいけどお尻は嫌!と言うワンちゃんもいます。臆病な子や気の弱い子は後ろに回られるのを嫌いがちです。挨拶が出来たら「ありがとうございました。」と言って離れましょう。離れるときはリードで引き戻さないようにします。引き戻しをするとそれが引き金になって「ガウッ!」となる事がありますからね。飼い主さんが犬と犬の間に割ってはいってそれから静かに離れます。ご自分のワンちゃんに「静かにしていたら挨拶に行けるよ。静かにしていたら良いことが起こるよ」と教えましょう。お散歩や外出先で初めて出会うワンちゃんと穏やかに挨拶出来たら飼い主さんも嬉しいですね。
もう一つの他の犬は苦手なワンちゃんについては、次回お話しますね。 (2021,09,21)

 

クレートトレーニングはどうすればいいですか?

 

今回は前回の続きです。クレートトレーニングのやり方をお話しますね。前回もお話ししましたが、クレートはそのワンちゃんにとって安心していられる場所でなくてはなりません。まず、家の中でどこにクレートを置いたら犬が落ち着いていられるか考えてみましょう。部屋の出入り口付近や人がよく通るような所ではなく、なるべく静かに過ごせる場所が適しています。場所が決まったら、床面がガタガタしないようにします。犬は不安定な足場を嫌いますので。次はクレートの入口ドアをバタバタしないように固定します。取り外してもいいですね。クレートのなかに何か敷いて居心地が良いようにします。ここまで準備出来たら、フードを1,2粒中に投げ入れます。ためらわずに食べてくれたら、更に奥のほうへ投げ入れます。犬の体全体が入るまで奥にフードを入れていきます。上手く入ったらワンちゃんは向きを変えて入り口の方に顔を向けますので、ワンちゃんがこちらを向いたらそこで入口内側に一粒フードを置きます。ここがポイントで「ハウスの中にいた方がおトク」とワンちゃんに理解させます。それから外に出します。外ではフードをあげません。これを繰り返して、ワンちゃんがスムーズに入るようになったら「ハウス」と言葉の合図を付けましょう。「ハウス」と言ってクレートを指さしましょう。ワンちゃんが「ハウス」の合図で入ったらドアーを閉めて、すぐに開けます。開けたら更にドアーの内側に一粒フードを置いて、飛び出さないようにします。ここまで出来たら少しずつ中にいる時間を伸ばしていきます。もし、クレートの中で吠えても吠えているときには出しません。吠え止んだら出します。吠えているときに出してしまうと「出たくなったら吠える」を学習してしまいます。また、クレートの大きさはオスワリの姿勢をとったときに頭がつっかえないで、横になった時には4本足が伸ばせる広さがあるのが適しています。「ハウス」の合図でサッとクレートに入れるワンちゃんになれるようトレーニングしてみませんか?(2021,08,24)

 

 

クレートトレーニング(避難所でのワンちゃんの居場所)って必要ですか?

 

今回はワンちゃんのハウスについてお話しましょう。
外で飼われているワンちゃんは犬舎や犬小屋が与えられていると思います。その場合犬舎や犬小屋が安心していられる場所である事が必要です。通りに面していて落ち着かなかったり、暑さ寒さ雨風が防げない場所はワンちゃんにとって好ましくありません。一方家の中で家族と一緒に過ごしているワンちゃんにもハウスは必要です。その場所は安心して1人でくつろげる場所である事が必要です。ワンちゃんも1人で静かに休みたいのです。犬のハウスにはサークルやケージ,クレートなどがあります。サークルやケージは柵で囲われているもので、屋根がついていて側面も柵ではないもので作られている箱型のものをクレートと言います。クレートの中で静かにしていられると色々な場面で便利です。昨今の日本では色々な場所で災害が発生しています。万が一災害に見舞われて愛犬を連れて避難しなくてはならなくなったとしたら、避難所へ行くことになるかも知れません。そんな時大体「同行避難」とあっても人間は屋内で犬は外の檻に入れるという事になるようです。飼い主さんから離れた場所でしかも入ったことのない檻に入れられるとしたら、そのワンちゃんは大きなストレスに晒されます。そこで普段からクレートトレーニングをしておけば、持参したクレートの中で安心して静かに待てるワンちゃんになります。避難先でも受けるストレスをグッと減らすことができますよね。その他にも車での移動の時もシートに乗せるよりもクレートに入れたほうが安全ですし、来客時にも「ハウス!」の合図でクレートに入れればお客様にご迷惑になることもありません。日常生活の中で色々と使えますので是非クレートトレーニングをする事をお勧めします。トレーニングをどの様にするのかは次回お話しますね。(2021,06,08)

 

お散歩の時に引っ張るのですがどうしたら直りますか?
 

今回はワンちゃんの引っ張り癖について考えてみましょう。お散歩の時にワンちゃんにグイグイと引っ張られて歩くのは飼い主さんにとって大変なことですよね。力もいるし疲れます。よく、それは犬が飼い主さんより自分のほうが上だと思っているから先に行こうとして引っ張るなどと言われますが、それは当てはまらないようです。犬は4本足で歩き当然歩く速度は人間より速いのです。ですから何もない状態で犬を自由に歩かせたら人間よりどんどん先に歩いて行きますよね。また、お散歩では目的地で他のお友達ワンコに会ったり何かそのワンちゃんにとって良いことが待っているのかも知れません。色々な理由で犬は速く歩きたいのですね。では、どうしたら飼い主さんの歩く速度に合わせて歩くようになるのでしょうか。それには先ず引っ張ても良いことが起こらないとワンちゃんに教えることです。「引っ張たら止まる、リードがゆるんだら進む」が基本です。ただこの方法は正しいやり方ですが、実はあまり現実的ではないのです。家から出て直ぐに引っ張るワンちゃんだったら「引っ張たら止まる、引っ張たら止まる」をやっていると中々前に進めずお散歩にならないのです。そんな時にはリードの手をしっかりと固定して(例えばジーンズのポケットにリードを握ったま入れてしまう)飼い主さんが我慢できる範囲で歩いてみましょう。大切なのは引っ張ることで歩く範囲が伸びないようにすることです。引っ張てもそれ以上先には行けないと学習するとそれ以上は引っ張りません。但しこの方法は大型犬では中々大変です。犬の力が強いのでリードの手を固定して歩くのが難しいのです。そんな場合は引っ張り防止グッズを使うことをお勧めします。犬が前に出ると胸のところでブレーキがかかるイージーウオークハーネスや、犬のマズルをコントロールするジェントルリーダーなど色々ありますので、そのワンちゃんに合わせて使うといいですね。そしてこの様なグッズは着けただけでは直りません。正しくしっかりと装着し「引っ張たら止まる」をやります。絶対にやってはいけないのは引き戻しです。引き戻しで引っ張り返しても引っ張り癖は直りません。引き戻しの度にワンちゃんは嫌な思いをし、首を痛めてしまうこともあります。そして、しつけ教室などでしっかりアイコンタクトやヒールウオークを身につけることをお勧めします。ワンちゃんと歩きながら目を合わせて、自分の横に付いて歩いてくれたら、お散歩も楽しいものになりますね。(2021.06.08)

 

 

ウチのワンコはすぐに飛びつくのですがどうしたら飛びつかなくなりますか?

 

ワンちゃんの飛びつき良くありますよね。今回は飛びつきについて考えてみましょう。ワンちゃんがどんなシチュエーションで飛びつくのか、誰に、いつ、どこで、どんな時に飛びつくのか、そして飛びついた時に飼い主さんはどうしているか観察してみましょう。基本的に人が嫌いなワンちゃんは飛びつきません。飛びつくということは人が好きなんですね。でも、小さいお子さんやお年寄りなどに飛びつくと倒れてしまったり、よろけてしまったりで危険ですよね。又、外で地面が汚れていたりするとお洋服が汚れてしまいます。お客様などに対しては失礼なことになってしまいます。家の中での飛びつきも帰宅時や食事の準備などの時が多いのではないでしょうか。外でほかの人に飛びつく場合は、まずリードを短く持ってジャンプできないようにしましょう。そして、オスワリやマッテ、フセなどをしっかりトレーニングして、静かに落ち着いていられたら相手の方に近寄れるようにするといいですね。家の中で飼い主さんや家族の人達に飛びつくときは、ワンちゃんが飛びつきそうになったらクルッと後ろを向いて背中を向けてみましょう。または、ポケットやすぐ手の届く所にオヤツやオモチャを用意しておき、飛びついてきそうになったら「ホラ、こっち!」とそれらを投げてあげましょう。すると動くものに興味を示す犬はそっちへつられていきますよ。それから、やはりオスワリ、フセ、マッテ,止まれなどのトレーニングをしっかりして、落ち着いていたら良いことがあると教えましょう。飛びついた姿勢のままご褒美になることをしては飛びつきは止まりません。4本足全てが地面や床に着いている時に「おりこう!」
と褒めてご褒美のオヤツをあげたり、ボールを投げて遊んだりしましょう。ワンちゃんが「飛びつかないほうがオトク!!」と思うようにすると飛びつかなくなりますよ。(2021.05.06)

 

 

 

ウチのワンコはウンチ食べちゃうので困ってます。どうしたらいいですか?-2

今回は前回の続きで、食糞ワンコについてお話しましょう。
飼い主さんがお出かけ中にワンちゃんが排泄したらどうしたら良いか考えてみましょう。基本的には直ぐに片付ける事が大切ですが、ワンちゃんが1人でお留守番中での排泄となると、直ぐに片付ける事はできませんよね。そうした場合は、先ずワンちゃんの食事時間と排泄の時間をメモしてみましょう。ご飯を食べてどれくらいしたらウンチをするかが分かれば、飼い主さんがお出かけする前に排泄出来るように食事の時間を調節する事ができますよね。また、お散歩に出たときに排泄するのであれば、やはり飼い主さんがお出かけする前に外へ連れ出してあげるのも良いでしょう。その場合も食事と排便の時間的な関連を考えてお散歩に行くと良いですね。そうすることでワンちゃんが1人でお留守番している時になるべく排便しないですむようにできます。また、別の方法としてはトイレトレーニングをしっかりすることで、飼い主さんの合図で排泄出来るようになります。もちろんこの場合も食事との時間的な関連の上でです。いついつ食べたからそろそろでるかな?と言ったタイミングでワンちゃんをトイレに連れていき「ワンツーワンツー」などとこえがけしてみましょう。そしてワンちゃんが上手くできたら褒めてご褒美を1つあげましょう。このような感じでワンちゃんの食糞をなくせるようにできるといいですね!(2021.04.09)

 

ウチのワンコはウンチ食べちゃうので困ってます。どうしたらいいですか?-1

 

ウンチを食べちゃうワンちゃんっていますよね。飼い主さんにしてみると本当に困ってしまいますね。だってその口でペロペロと舐めたりしてくるのですから。中には自分のウンチだけでなく他の犬や猫のウンチまで食べてしまうコもいます。どうしてワンちゃんはウンチを食べてしまうのでしょう。原因を考えてみましょう。私達人間にとってはウンチは汚いものと分かっていますが、ワンちゃんには汚いとか奇麗とかの概念はありません。
ウンチが汚いと思ってないのです。そして、毎日のフードの量は足りているでしょうか。食事量が足らないと空腹を満たすために食べてしまうことがあります。次にそのワンちゃんがまだ幼犬で子犬用のフードを食べていると、幼犬用のフードは高カロリーなのでウンチにフードのいい臭いや味が残っていたりする事があります。そうすると食べてしまう。猫のウンチを食べてしまうのはキャットフードはドッグフードより嗜好性が高く美味しいのでそのためだと言われています。その他暇だったのでたまたま口にしたら、飼い主さんが大騒ぎをして自分に注目してくれた、なんてことも原因になります。そもそもワンちゃんは口の中に何かが入っていることが好きなのです。オモチャをかじったり、テーブルやイスの脚をかじったりするのもそのためなんですね。これが習慣になってしまうと結構厄介なことになります。見つけたら早い段階で防止策を講じるといいですね。先ず、食事の時間と排泄の時間をメモしてみましょう。そうするとどのタイミングでウンチをするか分かりますよね。そして、ウンチをしたら直ぐに片付けることです。放置しておくと食べてしまうことに繋がります。実は我が家の愛犬も食糞ワンコでした。ウンチをしたら直ぐに呼んで「お利口さん!」とほめて美味しいおやつを1つあげました。「ほらほらウンチよりもこっちの方が美味しいよ」と教えるのです。何度か繰り返したら食べなくなりました。そして基本は直ぐに片付けることです。食べられる状態にしておかない事が大切ですね。「でも、ウチのコは1人でお留守番している時に食べているようです」という飼い主さんいらっしゃいますよね。それは次回またお答えしますね。(2021/03/09)