よくある質問1

公園でブラシかけてもいいですか?

 

そうですね、時々公園などでブラッシングしている飼い主さん見かけますね。これはマナーとしてあまり良くありません。公共の場を汚す事になりますので。ブラシに残った毛を持ち帰ったとしても、やめた方がいいですね!ブラッシングは家で行いましょう。では、今回はブラッシングについてお話ししましょう。お散歩の後などに1日に1回はブラッシングしてあげるといいですね。その時に気を付けることは、まずブラシは自分の犬に合っている物を使います。短毛種には短毛種用、長毛種には長毛種用のブラシを使いましょう。次にブラシをかける前に全身を飼い主さんに触られることによく馴らします。ブラッシングが嫌いな子は殆どブラッシングの時に痛い事を経験しています。なので痛くないように、少しずつ細かく1pくらいの間隔で皮膚が引きつれないように丁寧にブラシをかけます。毛の根元をかき分けて静かに丁寧にブラシします。その後根元をつまんでその先をブラッシングします。表面だけではなく根元を丁寧にほぐしてあげましょう。ブラッシングを怠ると毛玉になって通気性が悪くなり、皮膚炎などの原因になることもあります。ワンちゃんの健康を保つ上でもブラッシングは大切です。そしてブラシをかけながら時々ご褒美をあげましょう。そうする事で「ブラシは嫌い、でもご褒美は好き」と2つの感情が出て「嫌」という感情が相殺されます。ご褒美は「嫌」に打ち勝つワンちゃんにとって魅力的な特別おいしいオヤツなどを使うと効果的ですよ。(20/07/21)

 

雨の日でもお散歩に行った方がいいですよね?

 

そうですね、雨の日のお散歩 この季節多くなりそうですよね。
ワンちゃんにとってお散歩は一日の中で大切な時間です。飼い主さんは行ってあげたいと思いますよね。
今回はお散歩の意味を考えてみましょう。運動のため、他のワンちゃんや他の人と触れ合うことで犬の社会的な欲求をみたすため、歩きながら臭いを嗅いだり色々なものを目にしたりしと刺激を受けて精神的にリフレッシュするなど、お散歩には様々な要素が含まれています。何よりもお散歩はワンちゃんにとって楽しいことが多いのです。が、雨の日となると別の問題が出てきます。まず、レインコートを着たとしても体が濡れてしまい後始末が大変になります。飼い主さんもカサや雨がっぱなどで視界がせまくなる危険があります。そして地面が濡れていたり水溜まりなどがあり、そこには他のワンちゃんの排泄物やゴミなどから不潔なものが溶け出しているかもしれません。そんなところを歩くのは危険ですよね。色々なばい菌を持ち帰ることになるかもしれません。結論は雨の日は無理にお散歩に行かない方が安全ということになります。また、行った時には帰宅後にワンちゃんの体を丁寧に拭いて、足はぬるま湯で洗いましょう。洗った後はドライヤーでよく乾かすことが大切です。生渇きのままにしておくと雑菌が繁殖しておくと「足舐め」の原因になることもしばしばです。  (20/07/08)

犬がお腹を見せるのは服従しているからですよね?

これってホント?

 

はい、犬が仰向けになってお腹を見せることありますよね。
確かに相手に対して服従しているように見えますが、実は少し意味が違います。この行動はお腹という自分の一番弱いところを見せて「ホラ、私はあなたに対して敵意はありません。あなたに何もしませんからあなたも私に何もしないでください。」と言っているのです。
飼い主さんが抱っこしようとしたらひっくり返ってお腹を見せる、つまり「やめて、私何もしないからそれ以上私に何もしないで」との意味です。又、犬同士でも相手の犬にお腹を見せることがありますが、これも同じ意味です。こうした行動は犬が自ら行う行動で、他者が無理やりさせるものではありません。ひと昔前のトレーニング法では飼い主さんが犬を無理やり仰向けにして複縦させるということがよく行われましたが、これは犬にとって大変なストレスとなりとても可哀想なことです。そしてこのポーズはその時だけのものです。お腹を見せたからといって他の全てのことに犬が下手に(服従している)出るわけではありません。そのシチュエーションの時にだけ「私あなたに何もしません、私こんなに無防備です。だからなんにもしないでね」と示しているのです。(20/06/24)

犬がしっぽを振っているのは嬉しいからですよね?

これってホント?

 

はい、犬は嬉しい時にしっぽを振ります。
でも、実は嬉しい時ではなくてもしっぽを振ります。
ワンちゃん同士が近づいてしっぽを振りながら挨拶をしていたのに急に「ガウッ」と相手を攻撃する事ありますよね。またしっぽを振っている犬を撫でようと手を出したら咬まれたなんてことも。そんな時飼い主さんは「しっぽを振っていたのになんで?」と言うのをよく聞きます。これは犬がしっぽを振るのは嬉しい時だけではないからです。犬のしっぽ振りはその犬の興奮度を表しています。知らない人や知らない犬に出会ってネガティブな意味で興奮してしっぽを振ることもあります。元々犬は捕食動物ですから狩りに行くときは気持ちが高揚して興奮します。相手を攻撃するときに興奮してしっぽを小刻みに強く振ったりします。犬が嬉しくてしっぽを振っているのか、そうではないのかはしっぽ以外のところをよく観察すると分かります。目は穏やかか、口元はリラックスしているか、体がこわばっていないかなど犬の全体を見ると振っているしっぽの意味がわかりますよ。(20/06/08)

 

犬は忠実。忠誠心の高い動物です。

これってホント?

 

残念ながら違います。
飼い主の言うことを聞いたり、飼い主の後から従うようについてきたりと一見忠誠心があるように見えますが、犬には人間のような忠誠心と言う感情はありません。犬がそのような行動をするのは実はそうすることが犬にとって”おトク”なのです。犬の頭の中はいつでも”どっちがオトク?”と天秤なのです。飼い主の言うことを聞いたらほめられたり、撫でられたり、飼い主さんが喜んだりと犬にとって良いことが起こるイコール”オトク!”又、叱りつけたら言うことをきく犬はそうすることで飼い主さんが叱らなくなるい、つまり嫌なことが無くなくなるイコール”オトク!”となるのです。とは言ってもやはり犬はご飯をくれたりお世話をしてくれる飼い主さんを大好きなのです。(20/05/28)

うちのワンコは自分が悪いとわかってるんです。

これってホント?

 

いいえ違います。
お留守番をしていたら、ゴミ箱をあさって部屋中に散らかしてました。しかったらすまなそうに首をすくめて肩を落としてます.
「イタズラをして自分が悪いとわかってるんです。」という話をよく聞きます。でも、それは違います。犬は時間が経ってしまうと自分の行動が原因と関連付けて考えません。犬は直前の行動と結果を結び付けて考える動物です。お留守番の後に叱られても何で叱られているのか犬には分かりません。すまなそうにしているのは怒っている飼い主さんをなだめようとして自分の姿勢を小さくしているのです。なので、犬に理解させるには行動の直後に「いけないよ」と教えることが大切です。(20/05/21)

うちのワンコはわざとトイレを失敗します。

嫌がらせしてるんです。これってホント?

 

いいえ、犬は嫌がらせをしません。何より犬は排泄物を汚いものとは思っていません。その証拠にウンチ食べちゃう子いますよね。ウンチやおしっこを汚いと思っていないなら嫌がらせにはなりませんよね。トイレの失敗は色々な原因が考えられます。トイレの場所が寝床やご飯の場所と近くないか、十分な広さがあるか、落ち着いてできるところか、失敗した時に飼い主さんが大騒ぎしてないかなど色々考えてみるといいですね!(20/05/14)

 

うちのワンコは自分の方が上だと思っていて言うことを聞きません。

自分を犬だと思っていないみたいです。これってホント?

 

いいえ、犬は自分が人間だと思っていません。一緒に暮らしている人達は仲間、もしくは同じ群れと認識しています。その中で人間との間に序列は作りません。愛犬が飼い主さんの言うことをきかないのは、飼い主さんの要求を理解してないか、何のことだから知らないか、言われた通りにしても良いことが起こらないと思っているからです。犬はいつでも自分にとってお得か損かと天秤で考えます。”飼い主さんの言うことを聞いたら良いことがある”と犬が理解すると言うことを聞きますよ!(20/05/14)

 

しつけは小さい時にしなくてはダメですか?

 

いいえ、そんなことはありません。犬は何歳からでも学習します。ただ、4カ月くらいまでは犬の心の窓が開いています。警戒心などがあまりありません。ですからこの時期に色々なことに慣れさせることが大切ですね。そうする事で大人になったときに落ち着いた良い犬になります。ですからそのいみでは"しつけは小さい時に"が当てはまりますね。

 

散歩は大型犬は沢山しなくてはいけないけど、小型犬は少しでいいですか?

 

そうでもありません。散歩の量は犬の大きさに比例するわけではありません。小さくても沢山散歩が必要な子もいます。散歩の量はその犬の運動欲求を満たすことが必要です。では、自分の犬の散歩量はどのくらいが適切かというと、まず、散歩から帰ったらワンちゃんの様子を見てみましょう。ワンちゃんがゆったりとして休むような姿勢で、表情も落ち着いていれば散歩は足りていると言えます。逆に帰ってからすぐにボールをくわえてきて"遊ぼう!"という仕草をしたり、お庭や家の中を活発に動き回ったとしたら、少し足らないといえます。お散歩はその犬のニーズに合わせて時間と回数を決めるといいですね。